インクジェットのプリントのメリットとデメリット

紙などに画像などを印刷する場合のプリント技術としてはさまざまなものがありますが、家庭用に最も普及しているのが、インクジェットプリントです。一昔前ではプリンタの価格はかなり高く、パソコンはあってもプリンタはないのが普通でした。しかしながら、近年では、インクのプリンタなら価格が2万円を切るものも登場しており、一般家庭に広がりました。特に、年賀状のデザインをおうちのパソコンで年賀状作成ソフトを利用して作成し、そのまま自宅のプリンタで年賀状を印刷する人が増えたのが、大きな要因です。また、従来は印刷できる用紙がA4やはがきなどに限られる機種が多かったのですが、今は、A3用紙に印刷可能な機種や、DVDのディスクなどの紙以外の媒体に印刷できる機種も増えてきました。かなり汎用性の高いプリント技術です。

インクでプリントすることのメリット

インクジェットプリンターは、ノズルと呼ばれる多数の穴からそれぞれインクを吐出させることにより、紙などの印刷媒体に画像などを印刷します。近年では、技術の進歩により、1つのノズルから吐出するインクの液滴サイズがどんどん小さくなっています。ノズルから吐出されるインクが小さいほど、画像を紙に印刷したときに、1つ1つの画素を小さくすることができます。画素が小さいということは、記録解像度が高いということと同義です。つまり、高精細な画像を印刷することができる点が、インクジェットプリンターの最大のメリットです。また、インクの種類を工夫することによっても画品質を高めることができます。例えば、紙に着弾したインクが周囲ににじみ出ることによって、画像がぼけた感じになります。そこで、インクににじみ防止の溶剤を加えておくなどの工夫によって、画像がぼけるのを防止し、精細な画像印刷が可能となります。

ではインクジェットのデメリットは?

デメリットとしては、印刷に時間がかかる点を挙げることができます。特に、写真印刷などインクを用紙全面に着弾させる印刷モードの場合には、インクを吐出するプリンターのヘッドを何度も繰り返し往復させる必要があり、1枚の印刷に要する時間はかなり長くなります。もう1つは、インクの価格が高いことです。上でも説明しましたが、インクには色材の他に、画質を高めるための溶剤など、印刷品質や耐久性を高める目的で特殊な材料が付加されています。そのような理由により、交換用のインクカートリッジの価格は高く設定されていることが多いです。プリンター本体の価格は低い一方で、消耗品であるインクカートリッジの価格が高いため、使用を開始してからのランニングコストがかかってしまうこともデメリットの1つです。